街角のアートに触れよう
もう今さら言うまでもありませんが芸術の都と称されるだけあってパリは街自体がアートのように美しい街です。
凛とした冬の冷たい空気の中、広場から放射状に広がる並木道と両側にそびえる古い建物を眺めているだけでこの美しい街に年に1回でも訪れることができる自分の幸せをかみしめそして来年もまた来られるよう頑張らなくてはという気持ちが沸いてきます。
日本でも気をつけて見てみると案外歴史的に価値のある建物などが残っていて私マダムヴァニラの生まれ育った横浜なども少なくなってきたとは言うものの開国にまつわる建物などがまだ残っていたりします。友人が訪ねてくると案内してあげつつちょっとばかり地元自慢をするのが楽しみになっているのですがそれでも芸術的な建物の多さといったらパリの右に出るものはないような気がします。
今回のパリ旅行ではいつもより力を入れて街中の写真を撮影すべく気をつけてあちらこちらを見回してみたのですが、あるわあるわアーティステックな建造物の数々。美しい曲線を描く地下鉄の入り口の屋根。建物の外壁を彩るモザイク。そして何より美しかったのがパリを代表する建造物エッフェル塔。エッフェル塔は今回初めてかなり至近距離から眺めて見たのですがなんとも手の込んだ曲線の組み合わせになっていたことに気がつきました。ただ金属を組み立てだけではないのね~へぇぇとひたすら感心です。しかもかなりシックな色をしています。エッフェル塔ができた当時はパリの美しさをぶち壊す素っ頓狂な鉄の塊とかなり不評だったらしいのですが今ではすっかり風景に溶け込みパリになくてはならないものになっていますね。
ただし街並みの美しさを堅持しようと努力する一方でシャンゼリゼから凱旋門を眺めると遠くになんとも無粋なビルの塊ができていたりパリの外側に近くなるとぜんぜんイケてない無味乾燥なビルが並んでいたりしてどこの国でも歴史や芸術より経済性や合理性を重んじる人々は存在するので一概にフランスは素晴らしいとは言えないのかもしれません。またパリ市内は建て替えの際に厳しい条件や規制があり安全面などを考えると必ずしも住んでいる人にとってはいいことではないのでしょうがそれでもたまにパリを訪れる旅行者はただ歩くだけで歴史や美術の教科書で学んだことをこの目で実際に見ることができるそんな街がいつまでもそのまま残っていて欲しいな、と思わずにはいられません。
パリを旅行する機会があったなら是非10分でも15分でも歩いている道の石畳や少し見上げてアパルトマンの鉄製の窓枠やレストランの看板などなんでもいいからいつもより注意深く眺めてみてください。名もなき街の芸術家達が手がけ連綿と受け継がれてきた街角のアートを鑑賞してみる。それもまたパリを楽しむ方法の一つ、旅のよき思い出になることでしょう。













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